為替予約は外貨預金をする際に、レートの変動によるリスクをヘッジするために利用され、 会計処理では独立処理と振当処理とがあります。 税務に関する経理処理は発生時・期末時の換算方法によって変わる仕組みです。
為替予約の会計処理としては、外貨基準では独立処理方法が使われていますが、 先物外国為替契約などによって外貨預金の円換算額を決定する際、 その外国為替契約などの明細、帳簿書類に記載すると、その契約などの為替相場によって円換算する会計処理となります。
為替予約の独立処理は、振当処理の対概念です。
これは、売掛金などの外貨建債権債務と為替予約を分けて換算する処理方法です。
本来、為替予約は外貨建債務の為替リスクを避けるために行われることが多く、
独立処理は原則的処理とも呼ばれています。
為替予約の外貨預金で注意をしなければならないのは、
為替相場が変動するため預入円貨額を下回る為替変動リスクがあるということです。
また、円から外貨にする際、外貨を円にする際には手数料が発生し、
為替相場に変動がないときでも手数料はかかるため、引出時は手数料分がマイナスとなります。
為替予約の振当処理は、独立処理の対概念です。
別名「振替割当処理」ともいわれています。
予約相場の換算額と予約時の直物相場からの換算額との差を期間配分する方法で、
取引時の直物相場、予約時の直物相場、先物相場が利用されます。
為替予約の経理処理ですが、外貨預金の換算方法は発生時・期末時の換算方法によって変わってきます。
短期外貨預金については期末換算方法で行われ、その他のものは発生時に換算することになります。
現在所有しているか、将来保有すると思われる資産・負債の価格の変動によるリスクを少なくするために、
その資産・負債と相手側の先物市場や店頭市場との間で設定する取引です。
企業では、為替予約をすることによって、コストの上昇や利益の目減りというような予想外の事態に備えることができます。
外貨預金をすると、外貨預金の利息部分と為替差益に税金がかかってきます。
外貨預金の利息分の税金は、受け取り利息に対して国税15%、地方税5%、合計20%相当の金額が源泉分離課税方式で差し引かれます。
そして、外貨預金の為替差益の利益は総合課税になりますので、確定申告をしなければなりません。